１０月も後半、秋もだんだんと深まりいい季節ですね。９月から Yoga Spot のヴィンヤサヨガインストラクター養成コースを２ヶ月通して開催しています。頭には入りきらない沢山の学び、知識を実体験として経験、体験し、実践し、ヨガの教えを身体に心に根付かせ、自分の物にしていくプロセス。
８通りのヴィンヤサヨガのシークエンスの練習を通して、難しいポーズやポーズのアジャストに沢山チャレンジ、ポーズのアラインメント、知的なヴィンヤサのシークエンス方法を習得、太陽礼拝、ナマスカーだけでも１０通り教えられる様に、サンスクリット語の単語、ヴェダンタ哲学のコンセプト、エネルギー論、チャクラ、コシャ、ナディ、３つの身体、５元素、５つのヴァーユ、ラサ・ヴィンヤサ、瞑想、マントラ、ナダヨガ、呼吸法、などなどなど！
笑いあり、涙あり、時には一杯一杯、でも受講生みんな熱心で一生懸命。皆さんに伝授しているヨガの教えは個人の進化のため、そしてこれからヨガティーチャーとして沢山の人達の成長をガイドするための、最強なツールです。今は覚える事が多すぎて全部、頭、心に入ってないと思っても絶対にしっかり根付いているので、don't worry be happy♫
Amma Japan のスワミ・シャンタアムリタ、タブラ奏者のTy Burhoe や ヴォイス・トレーニングの堀田義紀など素晴らしいゲスト講師にも恵まれ、あっと言う間の２ヶ月、もう今週末には完了のヴィンヤサにフローして行きます。
日本でヨガティーチャートレーニングにヴォイス・トレーニングがあるのは、ヨガスポットだけだと思いますが、ヨガティーチャーとしてしっかり発声し、自分の声を見つける事は本当に重要な事。今後のティーチャートレーニングでもヴォイス・トレーニングの授業はしっかり入れて行きたいと思います。
トレーニング過程を修了後は試験、レポート、ティーチングdvd、そして卒業へ。受講生の皆さんが素晴らしいヨガティーチャーになる事は今から想像できます。
Yoga Spot アユルヴェーダ＆ヨガティーチャートレーニング
ゴア・インドにて開催
２０１２年２月２７日〜３月１９日
ほとんど毎日ヨガスポットでヨガクラスを教えていて、すごくショッキングな事実はパワーヨガなどに何年も通ってますと言う生徒さん達がすごくミス・アラインメントな状態でスタジオに来る事（生徒さん達をジャッジしているわけではないですよ）。基本的なポーズ、チャトゥランガやヴィンヤサの流れ、ダウンドッグまで。今まで通っていたスタジオのヨガインストラクターにこう教えらましたと。この状況、沢山見てます。
もちろん継続的に通ってくれる生徒さん達の努力あっての事ですが、ミス・アラインメントだったポーズ、フローがヨガスポットに通い始めてどんどん調整されていくのを見守るのはうれしい。でもある意味、沢山ヨガインストラクター養成コースが増えた分だけ、基本的なポーズのアラインメント、ましてや正しいヨガの哲学の知識を伝達できてないインストラクターがいる実状は今の日本のヨガワールドのダークサイドの様な気がします。
ポーズを教えてるヨガインストラクターのポーズがミス・アラインメントであれば、そのまま生徒さん達に反映されます。
たまたま見た何かで日本では有名とされているヨガの先生がチャクラをつぼと訳していたのも、開いた口が３分位ふさがらなかったほどえーッって驚きでした。 チャクラはつぼではない！！！つぼはマルマ。間違ってるんですけど。
見ざる、言わざる、聞かざるではただ退化してしまうだけ。勇気を持って真実を語ると時には反感を買ってしまうかもですが、全ては愛のため、ヨガでは dukkha (苦しみ）に気づかない事が真の dukkha だと言います。
Anyway, ヨガティーチャーはある意味責任重大、ミス・アラインメントを教えていれば身体の不具合を及ぼすし、ヨガの間違った哲学、知識を教えていれば元も子もない。さらにヨガインストラクターを養成するヨガティーチャー・トレーナーはもっと責任重大。特にこれからヨガインストラクターになる人達に間違った事は教えられないですからね。その人達がティーチャー・トレーナーに習った事そのまま生徒達に教えるわけですから。
ご存知の通りヨガの先生を養成するヨガティーチャー・トレーナーはヨガの大学院レベル以上の知識や実践が必要です。ヨガの先生は職業ではなく、サダナ（スピリチュアル・プラクティス）だと言われる事が良くわかります。
どの先生にヨガを学んでいても、どの養成コースを卒業しいても、その伝統と先生達にリスペクトを持つ事は大事です。来週末でYoga Spotのヴィンヤサフロー・ティーチャートレーニング秋講習は完了しますが、受講生達みんながヴィンヤサヨガの伝統に、私達の先生達に、そして先生の先生達に愛とリスペクトを持って、この最高なヨガの教えを通して、沢山の人々の進化の流れをガイド出来る事を心から願っています。
See you along the path
