ナマステ、
人生で一番最初に受けたヨガクラスって覚えていますか?私が受けた人生初のヨガクラスは大学1年生の時、大学の授業の一環で受けていたクラスの事でした。
内容は覚えてないのですが、インド人の女性の先生の指導で特に印象に残ったのはものすごく、ドラマティックに"ハーッ”と吐息させられた事。この時がインド式の伝統的なハタヨガとの出会いでした。その後もNYCでインド式の伝統的なヨガ教室、スワミ・サチダナンダのインテグラルヨガに通い練習していました。
私の一番最初のティーチャートレーニングも南インドで受けたシヴァナンダヨガティーチャートレーニングでした。スワミ・シヴァナンダは私のSat Guruの一人でもあり、深いつながりを感じています。インドのハタヨガが私のヨガの基盤を築いてくれましたが、通って来た道を振り返り点と点を繋いで行くと、深いトランスフォーメーションが起こったのはやはり、ヴィンヤサヨガに出会ってからなのです。
インドの伝統的なハタヨガと現代ハタヨガの違いについて考えたのですが、インド式のハタヨガはクラシカルな太陽礼拝で身体を暖め、ウォームアップした後は主に座位のポーズと身体が床に付いているポーズ中心のシークエンス。立位のポーズはオプションで最後に1、2ポーズ入る位です。日本に最初に入ってきたヨガもこの様な座位のポーズが中心のハタヨガでした。
ヨガスポットでもオファーしている
スワミ・シヴァナンダの弟子であったスワミ・ヴィシュニューデヴァナンダの
シヴァナンダ・ヨガのアサナシークエンス
スワミ・シヴァナンダの弟子であったスワミ・サチダナンダの
インテグラル・ヨガのアサナシークエンス
立位のポーズが最後に1、2個入る位です
対照的に現代ヨガの主流のヴィンヤサヨガは太陽礼拝の後は立位のポーズを中心に構成されています。どの様なヨガのポース、アサナのシークエンス(構成)を練習しているかによって、ヨガの練習が心と身体にどの様に効いてくるか大きな違いがあるのです。
ではなぜ、インド式のハタヨガには下半身、足、脚、太ももを鍛え、強化するスタンディング・ポーズはそこまで必要なかったのでしょうか?とても理にかなっているのですが、それはインド人の生活のスタイルが理由です。都会に住む現代人に比べ一日に歩く距離、行っている仕事、動く量が遥かに違うからです。身体を沢山動かす一日の始まりや一日動き回った後は座位ポーズ中心のシークエンスで充分だったのです。
私たちの生活はと言うと、どこに行くにも発達していて、すぐに乗れるバスや電車、車、エレベーターやエスカレーターを利用、仕事も長時間座り続けるオフィス・ワーク中心。頭はフル回転で忙しいのですが、身体は長時間座ったまま、動いていないと言う状況です。様々な現代病も運動不足が一つの要因であると言われています。
またまた、理にかなっている事なのですが、現代に主流となっているのが、慢性的な運動不足状態にある現代人に必要な、下半身と上半身をバランス良く鍛えて行く、流れのあるヴィンヤサヨガなのです!
どんなヨガの練習も体力、活力、生命力を保持し、高めるために行うので、体力を消耗させる練習法はもちろんNG!!! ですが、基本的に健康体であれば下半身を強化す立位ポーズの入っているシークエンスは必要です。
季節、天気、その日の体調など様々な要素を配慮し、バランス良く練習していく事が鍵となります。
ヨガスポットは立位のポーズをしっかり練習するハタヨガ、インドの伝統的なハタヨガ、シヴァナンダヨガ、現代ヨガの主流であるヴィンヤサフロー、月のフローヨガを含め、各人の体調、コンディション、状況に合った、バランス良くプラクティスしていただけるプログラムを提供しています。必ず一人ひとりの状況に合ったヨガが見つかるはずです。特にヨガ初心者はジェントルヨガ、ハタヨガから始め、徐々にステップアップしながら、ヨガの練習を深める事がとても有効的です。
私達に大きなトランスフォーメーション、変容を齎せてくれるヨガ。主にアサナのシークエンスがその変容を齎してくれる rasa "味" です。言うまでもなく安全第一なアサナの構成が重要です。
そして長く続けて行くためにも、知的でクリエィテイブなシークエンシングはマスト!味気ないヨガの練習よりも、ジューシーで味わい深いプラクティスの方が継続していく力になります。
実体験として、私に深いトランスフォーメーションを齎せてくれたプラーナフローは本当に味わい深く、変容を齎す味たっぷり、とーってもデリシャスなヨガです!
先日、今まで先生から伝承していただいた、プラーナフローのシークエンスを一冊の本、ファルダーに纏めてみました。実はまだまだ全部クラスでトライ、教えていないので、ライブクラスでトライして行こうと思います。
出版できる位、貴重です!
OM Bolo Sat Guru Sivananda Maharaja Ki! Jai!
OM Bolo Sat Guru Shri Krishnamacharya Ki! Jai!
ヨガマットの上で会いましょう