2010年12月23日木曜日

サラスワティーのマントラ



ニューヨークの School of Sanskrit Studies と言うサンスクリットとヨガ哲学のスクールのディレクターでサンスクリット学の第一人者である Manorama (マノラマ)に教えていただいた、サラスワティーのとても美しいマントラです。日本語に訳してみました。


Yaa Kundendu Tushaara Haaradhavalaa, Yaa Shubhravastraavritha
Yaa Veenavara Dandamanditakara, Yaa Shwetha Padmaasana
Yaa Brahmaachyutha Shankara Prabhritibhir Devaisadaa Vanditha
Saa Maam Paatu Saraswati Bhagavatee Nihshesha Jaadyaapaha

クンダの花(ジャスミン)、月や雪の様に白い花環と純白の布をまとい、その手はダンダ(棒、武器)、ヴィーナ(宇宙の音楽)で飾られ、皆に恵みを与える
白い蓮の花に座り、Brahma Vishnu Shiva 全ての神から崇拝を受け、
不精、怠惰、無知を取り除く幸運の女神、サラスワティー
私に守護を齎せて下さい



マノラマのワークショップの時にとったメモに "サンスクリットはサラスワティーのベビー" って書いてあります。メモを読み返すだけでも勉強になります。今までの数えきれないヨガワークショップやトレーニングのメモを1つの本に纏めたらスゴイ事になりそうです。

Saraswati サラスワティーは芸術と知識を象徴する女神さまです。全ての創造力、クリエイティビティーや知恵、学びはサラスワティの恵みによって齎されてると言われています。

白い布をまとい、白い蓮の花に座るサラスワティーは清らかさと光輝さを象徴し、その存在はとてもエレガントで優美です。両手に、ヴィーナと言うインドの弦楽器を持っています。ヴィーナは宇宙の音楽(ナダヨガのナダ)そして、肉体、行動、感情の統御を表しています。

方手に持っているヴェーダ(教典)は知識のシンボル。4つのヴェーダ教典の母、女神さまです。片手のダンダ、棒(ダンダとはチャトゥランガ・ダンダサナ、ヨガ・ダンダサナ、ダンダ・プラナームなど、ヨガのポーズの名前にも多々使われています。棒、杖と言う意味)は武器を象徴しています。ダンダ、棒は武器を表していますが、この武器とはマインド、心、精神を指しています。サラスワティーはマインド、心にコントロールされず、サラスワティーの手の中にマインドはあり、心の奴隷ではなく、マスターである事を象徴しています。マインドを手の中に持つと言う事はそのマインドがパワフルな武器になると言う事です。

マラ(数珠)はサンスクリットの50音を象徴し、集中力を表しています。ヨガと瞑想の完全な知識を持ち、白い白鳥は洞察力を表しています。

音楽、芸術、知識、学、の恵みを齎す女神サラスワティーのマントラはとても重要なマントラで、創造力や知識のために唱えると効果的です。

マノラマのSaraswati Mantra   









ブログ アーカイブ

このブログを検索