2010年12月15日水曜日

ヴィンヤサヨガの真髄


ヴィンヤサフローの真髄
ほんの一部ですが宝物です★

世界一のDJ、ターンテーブリストとDJ Qbert はスクラッチのテクニックを磨き、開拓し、極めるため、何年もの間1日8時間以上、スクラッチの練習をしたと言います。世界一と言うリスペクトを掴んだ今でも毎日練習を欠かさないそうです。

私の友人でNYの伝説的なグラフィティ・ライターのVulcanも何年もの間、1日8時間以上絵書き続けたと言っていました。

医者でも美容師でも学者でもどんな職業でも新しい技術、テクノロージーや理論にアップ・トゥー・デートでいるには常に、セミナーやワークショップに参加し、自分の芸、術を磨いていく必要があります。ブレイクダンスもバレエもタブラもギターもチェロも練習に練習を重ね芸術を磨いていきます。

先生に師事して学ぶ芸や技術はいろいろありますが、師から直接弟子へと受け継がれて来たヨガは、 "transmission of knowledge"  (師からの知識の伝達)と言う特種な方法で伝えられている芸術です。

ヨガを "極める" ポイントと言うのは明示出来ないと思いますが、とにかく、何年も、何十年も師のもとで学びを深めていき、師恩を知り、重んじるアートであります。

ヨガスタジオと言うセッティングでヨガを教えている、ヨガティーチャーは90分のヨガクラスの間、ヨガと言う巨大な木のほんの一部である、アサナ、ポーズを主に教えています。

主にヨガは身体、肉体から始まる、入るプラクティスではありますが、最終的には精神、ハートに働きかけ、心のトランスフォーメーションを起こします。そのうえ、ヨガのゴールの1つは身体への執着(アサナやフォームへの執着も)を消滅させる事にあります。形、フォーム、(肉体やポーズ)を通じて、形のない、フォームのない物へ(心、神聖なヴァイブレーション)アクセスしていくプロセスなのです。

しかし、主にポーズを教えている、ヨガインストラクターはポーズの姿勢など、アサナの技術面でそれなりの高い技術などが必要になります。ヨガインストラクターがデモするポーズは鏡の様に生徒一人一人に反映するからです。

例えばヴィンヤサヨガのとても重要な基本のポーズ、"チャトュランガ" と言うポーズ。

ヨガインストラクターのデモするチャトュランガのポーズが、胸が下がり、おしりが上がり、両肩が肘のラインより下、と言う姿勢であれば、この不安定で危険に間違った姿勢のまま生徒はコピーします。

それゆえに、主にポーズを教えているヨガインストラクターは、アサナの技術面でそれなりの高いレベルを維持する責任があります。(ヴィンヤサフロープラクティスにおいての正しいチャトュランガについては↓に解説しています)

このアングルから見ても、安全面を配慮して、ヨガを真剣に志していなくても、ヨガのポーズだけを教えているヨガインストラクターでさえ、先生のもとでヨガの真髄に触れ、常に自分のプラクティスを深め、スキルアップする事が必要不可欠です。


ヨガインストラクターでも、ヨガプラクティショナーも、特にルーツを持ったヨガティーチャーのもとで練習を続ける事が重要です。芸でも技術でも、もっと学びたいと思う意欲がなければ先へは進めません。スパンダ (タントラのコンセプトで、わき上がる "生" 、神聖な脈動、divine pulsation) があるから、もっと学びたいとか、深めたいと言うヴァイブレーションやスパークがわき上がってくるのでしょう。芸、術を深めるのに充分ってポイントはないのだろうと思います。

もう充分、学ぶ事はないと思うポイント、スパークが消えてしまったら、ヨガティーチャーとしての魅力やシャクティ、Shakti が消えてしまうのではないのでしょうか。(ヨガティーチャーとして、スキルや知識と同じ位、重要なのが Shakti です。シャクティのないヨガインストラクターのクラスほどつまらないものはないんです!!)

ヨガをもっともっと深めたい、学びたいってスパンダは溢れる程にある!よかった!ヨガの生徒としての時間がいつも楽しみです。

ヴィンヤサヨガ・プラクティスのチャトュランガ・ダンダサナと言うポーズは後に来る中級、上級ポーズの基礎、基盤を築くポーズであり、正しく行う事は不可欠です。逆に間違った姿勢のまま、チャトュランガを長期的に行っていると、手首や肩の問題に発展しますので要注意が必要です。

チャトュランガのポーズが正しく出来ているか、そして先生にシャクティがあるかどうか、この2つの要素はヨガインストラクターを選ぶ際に欠かせないポイントだと思います。


ヴィンヤサヨガ後、手首がや肩が痛くなる場合は練習の仕方を、特にチャトュランガを見直す必要があります。この写真はチャトゥランガのNGバージョンです:


 NG バージョン





1)肩が肘のラインより下がっている 2)手首が肘のラインより前  3)肘が開いている4)ヒップが付き上がっている 5)コアと脚の力が使えていない

このポーズには "ダンダサナ" と言う名前が付いています。 "ダンダサナ" とは力強い、まっすぐな棒、杖を意味します。頭からかかとまで力強く、まっすぐに保つ姿勢。コアの力強さが必要で、ヒップも上に付き上がらず、脚もアクティブです。




正しいチャトュランガ・ダンダサナのバージョンです



ポーズのチェックポイント:

1)プランクから下がる時、肘が手首のラインより後ろに行かない様に要チェック
2)肩を肘のラインか肘より高く保つ、絶対に下げない様に
3)  肩、肘、手首で90度の角度を保つ様に、この90度のアングルは他の沢山のポーズにも応用するので、チャトュランガでこのアングルをキレイに保つ事は重要です
4)尾てい骨を下げて、ヒップが上がらない様に
5)太もも、膝、脚全体の裏面を天上の方に上げ、頭頂は前に、踵は後ろにプッシュ

特にこのポーズでブロックが必要な時はコアの力がついていない可能性があり、膝を上げるヴァリエーションの準備ができていないと言う事です。チャトゥランガの時にブロックを肩の下に置く必要のある人は、ブロックを使わず膝を下げる様に。

膝を下げる段階を Vinyasa Krama ヴィンヤサ・クラーマと言います。キーポイントは、力が付くまで、そして、正しいフォームが身に付くまで、膝を下げるバリエーションでチャトュランガを続ける事です。偽りのない、今の自分の状態を知ると言う事からヴィンヤサはスタートします。ここがヴィンヤサフローの重要な最初のステップになります。

自分のチャトュランガが正しく出来ているか、チエックする最良な方法は写真を撮ってみる事です。きっと驚きな発見があるに違いありません。Flow from your Bindu 〜


世界一のDJ、ターンテーブリスト、DJ Qbert


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