2010年12月24日金曜日

Krisha Rasa Lila : クリシュナ・ラサリラ


クリシュナ&ラダ

ゴピ達

クリシュナはインドで最も愛されている神様として知られています。宇宙の調和を司る、ヴィシュニュー神のアヴァター、生まれ変わりで、100%魅力的、チャーミングで、すべてを引き寄せる力があり、遊び心満載で、愛に溢れているキャラの持ち主。


クリシュナは全ての帰依者の心に住み、クリシュナに信愛を持つ者はその願いが全て叶えられると言われています。


Krishna Rasa Lila と言う舞いはクリシュナの愛に溢れた、100%魅力的な性質に引き寄せられ、クリシュナを愛してやまない、ゴピ達*、そしてクリシュナの永遠の最愛の lover である、女神ラダ*との踊り、歌、甘美に満ちている愛のセレブレーション。 Krishna & Radha は完全な愛の象徴であり、神と人間の魂との繋がりを表しています。




クリシュナ&ラダ
クリシュナの神聖なフルートの音に誘われ
ラサ・リラを踊るゴピ達


クリシュナ・ラサはヒンドゥーの聖典、Bhagavad Purana や Gita Govinda に記されており、インドの古典舞踊、Kathak のルーツであると言われています。現代でもクリシュナ・ラサリラはクリシュナのお祭りの際に帰依者達によって踊られています。


Rasa と Lila はヒンドゥーのコンセプトで、rasa は芸術、人生の甘美、果実、甘露、lila は踊り、遊び を表しています。

Rasa Lila とは "Dance of Divine Love"  "神聖な愛の舞" 

バクティのトラディッションでは クリシュナ・ラサリラをクリシュナの最も高い、スピリチュアルな "遊び" "play" "lila" として捉えており、クリシュナの神聖なフルートの音に誘われ、クリシュナ・ラサを踊る事で物資世界の人間のエロティックな愛はクリシュナへの神聖な愛 (divine love)へとトランスフォームしていくと言われています。

人生の全てのアクション、行動にこの、rasa ラサ、果汁、甘美を見いだすと言う、タントラとヴィンヤサヨガのコンセプトがあります。人生の全ての流れ、苦しみにも必ず、甘味はあり、その体験を糧に進化していき、苦しみ、悲しみを信愛に変えていく、神聖な愛でハートを満たしていくプロセス。

マイクロレベルではヴィンヤサヨガのアサナの練習にも必ず、"rasa" はあります。ただキツイだけの練習でなく、ポーズのキツさにも必ず、甘くて、ジューシーなポイントはあり、そこを味わいながらフローする事でハートに働きかける練習にしていきます。ヴィンヤサヨガのアサナの練習中にハートのトランスフォーメーションがなければ、それはヨガではなく、インド式のドライな体操の練習と変わりはないからです。

マクロレベルでは、この人生、沢山お金があっても、名誉があっても結局、内側、心、ハートがどういう人なのかが、キーポイントだと言う事です。人生は社会的なステータスのためだけに生きるのはなくて、ハートに戻ってくる旅、道なのであります。心の意識は時空を超えています。人生そのものがクリシュナ・ラサリラ、心に戻って来る  "遊"  "play"  優美で神聖な愛の踊りなのです。

意識を呼吸に向けてみてください、クリシュナの神聖なフルートの音が聞こえてくるしょう?



*ゴピ gopis については次回のブログに詳しく掲載します

*ラダ : クリシュナのshakti、最も重要な女神ラクシュミーの生まれ変わり

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